【日経QUICKニュース(NQN) 田中俊行】金融市場では、日銀の利上げ期待が月初の動揺からなかなか回復しない。日銀の植田和男総裁は経済・物価情勢次第で追加利上げをしていく姿勢を改めて示すが、それを織り込む取引は鳴りを潜めている。追加利上げを前提に動いた投機筋などが相場の波乱で損失を被り、身動きがとれなくなっているようだ。
■次の利上げ時期予想、大幅に後ズレ
固定金利と変動金利を交換する翌日物金利スワップ(OIS)のなかでも、金利を交換する期間を日銀会合間とする「金融政策決定会合間取引」は今後の政策金利予想を反映する。
日銀が0.25%を誘導目標とする無担保コール翌日物金...

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