【日経QUICKニュース(NQN) 穂坂隆弘】厚生労働省が9月5日発表した7月の毎月勤労統計(速報)によると、物価変動の影響を除いた実質賃金の前年同月と比べた伸び率は2カ月連続のプラスとなった。賃金と物価の好循環が実現すれば日銀は利上げに動きやすくなるが、金融市場の追加利上げ観測は勢いを欠く。
労働者1人あたりの名目賃金の伸び率から消費者物価指数(CPI)上昇率を差し引いた実質賃金は前年同月比0.4%上昇だった。6月に2年3カ月ぶりにプラスへ転じたのに続く上昇となった。
それでも日銀の追加利上げ観測は盛り上がらない。変動金利と固定金利を交換するスワップ市場の金利から計算した金融市場がみ...
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