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日本マクドナルドホールディングス(2702) 来期にかけて3期連続で営業最高益更新へ、引き続き株主還元強化に期待

QUICK企業価値研究所アナリスト 永田和子(2024/09/13)

・サマリー
 8月まで実質的な既存店増収基調を維持。消費者に驚き、おいしさ、お値打ち感を与える巧みな商品・マーケティング施策が集客を後押ししているほか、幅広い客層・食事シーンに合わせたメニュー提案が進捗。ランチ以外の時間帯の伸びしろは大きく、今後の成長ドライバーに。連結営業利益の企業価値研究所予想は業績表の通り(前回から据え置き)。店舗・人材への投資を加速するなか、既存店増収や出店・建て替えによる店舗大型化などをテコに来期にかけて3期連続で最高益更新へ。前期配当性向は22%と上場企業23年度平均34%と比べ見劣りするだけに、潤沢なキャッシュを活用した株主還元強化(配当性向引き上げなど)に引き続き期待。

・アナリストの投資判断 ~再び株価7000円台乗せが視野に
 来期予想PERは28倍。直近6カ月間の平均30.2倍を目安に、再び7000円台乗せが視野に入るとみる。円高基調への転換も株価上昇を後押しへ。引き続き「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」の開示や来期からの次期中計発表(来年2月予定)が待たれる。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

永田 和子

シニアアナリスト

小売セクター、ゲーム・アミューズメントセクター担当


【プロフィール】
早稲田大学第一文学部日本史学科卒業。東京証券(現東海東京証券)入社。入社直後から調査部門でアナリスト業務(小売、繊維・紙パルプ、食品、ゲーム)に就く。03年にQBR(現QUICK企業価値研究所)へ。企業調査歴30年。


日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 小売専門部会、広告・メディア・ゲーム部会、新興市場部会 評価実施アナリスト


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