【NQNロンドン=蔭山道子】スイスの産業を支える時計業界が、需要の伸び悩みと通貨フランの上昇という二重苦にあえいでいる。株価も振るわず、時計大手スウォッチ・グループの9月26日終値は2023年末比で2割あまり安い水準で推移する。「カルティエ」など高級ブランドの宝飾品・時計を扱うリシュモンの株価は23日に一時、1月中旬以来の安値をつけた。
「物価上昇率が2%を下回る現状においては、スイス国立銀行(中央銀行)が為替市場で行動する余地がある」。スイス時計産業雇用者連盟とスイス時計協会は17日、こうした内容の共同声明を公表。当局に対し、輸出企業の収益環境を厳しくしているフラン高への対策を求めた。...
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