【QUICK Market Eyes 永島奏子】10月1日の東京株式市場で、電子部品・半導体メーカーのローム(6963)が大幅に反発している。一時、前日比135円(8.41%)高の1741円まで上昇した。9月30日、デンソー(6902)と半導体分野における提携の検討開始に合意したと発表したのを好感した買いが優勢となっている。
電気自動車(EV)に用いられる電子部品や半導体の需要の高まりを受けて、製品の安定供給や半導体開発の分野での提携を想定する。両社は車載向け半導体の取引や開発を通じて連携を進めてきた実績がある。デンソーは提携の検討開始に伴い、ローム株を一部取得する。