【QUICK Market Eyes 永島奏子】10月1日から中国で始まった国慶節(建国記念日)の大型連休が始まった。外国為替市場での円安進行の一服でインバウンド(訪日外国人)消費の勢いや百貨店の業績の伸びへの期待がやや失速気味だ。訪日旅行熱を背景とした百貨店の免税売り上げが各社の業績に長期で寄与し続けるか、「国慶節」の動向を含めて市場では見極めムードが漂う。
■百貨店の免税売上高に減速の兆し
百貨店大手4社が1日に発表した9月の既存店売上高(速報値)は全社が前年同月比で増収だった。業績をけん引する免税売上高は、各社で前月から伸び率の鈍化が目立った。三越伊勢丹は28.2%増と8月の39.7...
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