【QUICK Market Eyes 弓ちあき】4月16日の東京株式市場で、J.フロントリテイリング(3086)が軟調。15日発表した傘下の大丸松坂屋百貨店4月前半(1~14日)の既存店売上高は、前年同月比3.7%減だった。免税を中心に売り上げの減速感が強まっており、業況悪化懸念が重荷となっている。
4月の免税売上高は9.1%減だった。客数は17.6%増加したものの、単価の低い化粧品の売り上げ構成が高まっていることで客単価が22.7%低下した。春物衣料の販売も振るわず、国内の売上高は2.5%減だった。
同じく4月前半(1~14日)の店頭売上高が前年同月比4.8%減と前年割れとなった高島屋(8233)も軟調。