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トヨタ自動車(7203) 今期予想減額も会社計画より強めを継続。HEVの増販で来期は増益基調に復帰へ

QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2024/11/12)

・サマリー
 25/3期の連結営業利益見通しについて会社側は、期初計画の4兆3000億円(前期比20%減)を据え置いた。日野自の北米認証不正関連費用などを計上したが、為替の円安効果に加え、インセンティブ(販売奨励金)の抑制、バリューチェーン収益の拡大などで吸収する考え。企業価値研究所では、一過性費用の計上などを反映し、営業利益予想を5兆円→4兆6000億円(同14%減)へ減額する。ただ、為替レートの前提の違いや、足元のHEV(ハイブリッド車)の販売好調を受け、会社計画より引き続き強めの予想とした。26/3期以降は、HEVの増販などから増益基調へ復帰し、27/3期には過去最高益を更新する見通しとの見方を変えない。

・アナリストの投資判断 ~HEVの増産などによる来期以降の増益基調への復帰を映し、株価も持ち直す展開を予想
 直近の株価に基づく翌26/3期の当研究所予想PERは8倍。同社の過去60カ月平均PER10倍との比較では、割安感がある。HEVの増販などによる来期以降の増益基調への復帰を映し、株価も持ち直す展開を予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

小西 慶祐

シニアアナリスト

自動車・自動車部品セクター、投資戦略担当

 

【プロフィール】

早稲田大学政治経済学部卒、在学時には、早稲田大学ア式蹴球部所属。国際証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)入社。みずほ信託銀行を経て、現在に至る。
体育会系で培った足腰の強さを武器に、数値分析だけでなく、個別取材や国内外での工場視察といったフィールドワークによる「生の情報」を大事にしながら、対象企業を判断することを信条とする。また、セルサイドとバイサイドをともに経験したことを糧として、弊社の特長である中立・公正な立場でレポートを執筆することを心がけている。

 

日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 自動車・同部品・タイヤ専門部会 評価実施アナリスト


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