【日経QUICKニュース(NQN) 穂坂隆弘】輸入物価に対する円安の押し上げ効果が復活してきた。日銀が13日に発表した10月の輸入物価指数(2020年=100)は、円ベースの前月比が3.0%上昇と3カ月ぶりにプラスとなった。契約通貨ベースは3カ月連続のマイナスと落ち着いているが、7~9月に1ドル=139円台まで修正が進んだ円安が10月に再び勢いづいたため円換算の数字を浮上させた。
円ベースの輸入物価指数は前年同月比では2.2%下落と2カ月連続のマイナスだった。為替レートは10月に一転して大幅な円安・ドル高に振れた。10月末の円の対ドル相場を日銀公表値(17時時点)でみると前の月から6.5...
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