【日経QUICKニュース(NQN)永松 英一郎】内閣府が15日発表した7~9月期の国内総生産(GDP)は物価変動の影響を除く実質で前期比0.2%増、年率換算0.9%増となり、2四半期連続のプラスだった。賃上げなど所得環境の改善が進むなか、認証不正問題で落ち込んでいた自動車の生産挽回が一段と進み、GDPの過半を占める個人消費が堅調だった。
QUICKがまとめた市場予想(前期比0.2%増、年率換算0.7%増)も上回った。日本経済の潜在成長率0.4%(2023年時点)を踏まえると、今回は巡航速度よりやや強めの結果が出たといえる。
GDPの過半を占める個人消費は0.9%増と2四半期連続で増加し、伸...
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