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住友重機械工業(6302) 上期決算発表後に続いて今期予想を減額。来期増益に転じる見方に変わりなし

QUICK企業価値研究所アナリスト 谷林正行(2024/11/26)

・サマリー
 企業価値研究所は24/12期予想営業利益を645億円→600億円(前期比19%減)に引き下げた。上期決算発表後に続いて減額。メカトロニクスなどでの中国・ヨーロッパ向けの販売をさらに厳しくみたほか、ロジスティックス&コンストラクションにおける北米向け油圧ショベルの見通しを引き下げた。来期予想も減額したが、来期に営業増益に転じる見方に変わりはない。なお今期3Q累計の営業利益は411億円(前年同期比17%減)。

・アナリストの投資判断 ~パフォーマンス悪化が続く可能性があるが、来期予想を織り込むことで下げ止まろう
 当研究所では今後の株価について、今期3Qまでの進捗が会社計画に対して弱含みとなっていることから、しばらくは対TOPIXの相対パフォーマンス悪化が続く可能性があるとみている。ただ回復が遅れているとはいえ、来期は中国・ヨーロッパ向けの販売が回復し、北米向け油圧ショベルも在庫調整の影響が薄らぐとみられる。これから徐々に来期の見通しを織り込む展開を想定すれば、パフォーマンス悪化に歯止めが掛かるものと考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

谷林 正行

シニアアナリスト

民生エレクトロニクス、精密機器、総合重機セクター担当


【プロフィール】
東京大学工学部反応化学科卒、山一証券経済研究所入社、ベンチャーキャピタル、格付機関、IRコンサルティング会社を経て現在に至る。
新技術、テーマを中心としたレポート作成やベンチャー企業の将来性の判断、財務面を中心とした企業分析など、過去に携わった業務経験を活かし、様々な視点から対象企業を分析することを心掛けている。


日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 電気・精密機器、機械専門部会 評価実施アナリスト


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