QUICK企業価値研究所アナリスト 谷林正行(2024/11/26)
・サマリー
企業価値研究所は24/12期予想営業利益を645億円→600億円(前期比19%減)に引き下げた。上期決算発表後に続いて減額。メカトロニクスなどでの中国・ヨーロッパ向けの販売をさらに厳しくみたほか、ロジスティックス&コンストラクションにおける北米向け油圧ショベルの見通しを引き下げた。来期予想も減額したが、来期に営業増益に転じる見方に変わりはない。なお今期3Q累計の営業利益は411億円(前年同期比17%減)。
・アナリストの投資判断 ~パフォーマンス悪化が続く可能性があるが、来期予想を織り込むことで下げ止まろう
当研究所では今後の株価について、今期3Qまでの進捗が会社計画に対して弱含みとなっていることから、しばらくは対TOPIXの相対パフォーマンス悪化が続く可能性があるとみている。ただ回復が遅れているとはいえ、来期は中国・ヨーロッパ向けの販売が回復し、北米向け油圧ショベルも在庫調整の影響が薄らぐとみられる。これから徐々に来期の見通しを織り込む展開を想定すれば、パフォーマンス悪化に歯止めが掛かるものと考える。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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