国内外で原発活用の気運高まる 西華産業に注目（日本株ストラテジー）
【QUICK Market Eyes 阿部哲太郎】原発導入を巡る気運が国内外で高まっている。生成ＡＩ（人工知能）によるデータ量の増大でデータセンター設立が相次ぐなか、安定したベースロード電源の確保が急務となっていることも背景となる。
世界原子力協会によると2023年時点で世界の原子力発電量は前年比２％増の2602テラ（テラは１兆）ワット時となり、世界の発電量の９％を供給し、クリーンエネルギーの中では水力に次ぐ規模になったとされる。さらに24年８月時点で15か国で64基の原子炉が建設中であるという。
23年の「国連気候変動枠組条約第28回締約国会議（ＣＯＰ28）」では原子力発電設備容量を50...
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