QUICK企業価値研究所アナリスト 細貝広孝(2024/12/18)
・サマリー
25/3期通期の連結業績に関して企業価値研究所では、会社計画の修正などを踏まえ、売上高は前回予想(24年8月)から400億円増額の1兆8500億円(前期比8%減)、営業利益は同60億円増額の560億円(前期は247億円の赤字)に見直した。中期的にも完工粗利益率の見通しなどを修正し、利益予想を見直している。
なお、25/3期上期の連結業績は、前年同期比11%の減収、営業利益が177億円(前年同期は1.7億円)だった。前年同期に低採算な大型工事の計上があった反動で完工粗利益率が改善した。
・アナリストの投資判断 ~株主還元強化への評価の高まりなどで株価に上値余地
会社側は中期計画に加え、今回新たに政策保有株式の前倒し売却策を発表。売却資金はM&Aなどの成長投資や、配当・自己株式の取得などの株主還元に配分していくとしている。当研究所では株主還元強化などに対する市場の評価は高まるとみている。このため、建築工事の完工粗利益率のさらなる改善を確認できれば、株価に上値余地があると考えている。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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