【NQNロンドン=蔭山道子】英国で超長期国債の利回りが上昇(債券価格は下落)している。米金利の上昇観測に加え、英イングランド銀行(中央銀行)の利下げが市場の想定より緩やかなペースにとどまるとの見方が背景にある。2024年10月に示された予算案を踏まえた国債増発や英中銀による量的引き締めで、需給が緩むとの懸念も出ている。 7日の英国債市場で30年物国債の利回りは一時5.2%台半ばまで上昇。英LSEGによると1998年以来の高い水準をつけた。英30年債利回りは24年9月後半以降、段階的に水準を切り上げてきている。 「市場が、英中銀による利下げのターミナルレート(最終到達点)を見直している」。こ...
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