QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース 信越化学工業(4063) 増益を見込むが、出荷回復の遅れなどで業績予想を下方修正

信越化学工業(4063) 増益を見込むが、出荷回復の遅れなどで業績予想を下方修正

QUICK企業価値研究所アナリスト 伊藤健悟(2025/01/30)

・サマリー
 25/3期の連結営業利益について企業価値研究所では、従来予想を7900億円→7500億円(前期比7%増)に引き下げる。顧客の在庫調整でシリコンウエハーの出荷回復が遅れているほか、米国塩ビ樹脂市況も低迷。このため、24/3期との比較では連結全体で増益となるものの、従来予想には届かない見通しとなった。続く26/3期以降は需要が本格的に回復に向かい、増収、増益基調となる見込み。一段の株主還元の強化にも期待したい。

・アナリストの投資判断 ~株価は底入れして徐々に上昇へ
 同社の株価は24年秋以降、半導体デバイス市場の回復の遅れや米国塩ビ樹脂市況の悪化で下落基調となっている。直近では26/3期の当研究所予想連結PERで15倍台と、過去の平均である20倍を下回る。26/3期以降は半導体デバイス市場全体が回復に向かうほか、今後株主還元が強化される可能性も高く、一段の下値不安は小さそうだ。当面の事業環境の不透明さを考慮しても、同18倍程度の評価は可能であり、株価は底入れして徐々に上昇に向かうと考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等はこちらよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
   サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。

著者名

伊藤 健悟

チーフアナリスト

化学・繊維・トイレタリー・電力・ガス・石油セクター担当、投資戦略


【プロフィール】
大阪大学経済学部卒業。山一證券入社、メリルリンチ日本証券を経て、現在に至る。
山一證券在籍時は個人向け営業に従事。マクロ、ミクロの両面からの事業環境・経営状況の分析に加え、その際に培った個人投資家の視点も重視しつつ、レポートの作成や講演などを行うことを心がける。


銘柄名・銘柄コード・キーワードから探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
4307
NRI
5,070
+4.83%
2
4676
フジHD
2,687.5
+5.3%
3
30,120
+0.75%
4
3,723
+6.03%
5
12,875
+1.53%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
162
+44.64%
2
149A
シンカ
1,318
+19.16%
3
2334
イオレ
1,041
+16.83%
4
95
+15.85%
5
1,635
+14.49%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
88
-24.13%
2
586
-20.38%
3
2,925
-19.31%
4
1,192
-18.63%
5
580
-14.58%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
30,120
+0.75%
2
6,283
-2.92%
3
22,525
-0.24%
4
7011
三菱重
2,504
-0.87%
5
8306
三菱UFJ
1,994
-0.84%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる