【日経QUICKニュース(NQN)】村田製作所(6981)の中島規巨社長は3日に開いた2024年4~12月期の決算記者会見で、トランプ米大統領のメキシコなどへの追加関税について「すでにデカップリング(分断)を想定し、調達先の複線化を進めてきた。当社が関連するサプライチェーン(供給網)にとっては大きな影響はない」と述べた。もっとも、追加関税が電子機器の需要に影響を及ぼし、市場全体が冷え込んだ場合は「間接的に影響は出てくるだろう」との見方を示した。
中国の人工知能(AI)企業のDeepSeek(ディープシーク)が開発した低コストの生成AIについては「影響の全体像をつかめておらず、まだ様子見する必要がある」と語った。
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