【QUICK Market Eyes 永島奏子】電炉メーカーの大和工業(5444)株を覆う雲が晴れはじめた。投資家心理の重荷になっていた中東事業からの撤退を受けて、市場の関心は業績や株主還元策に移りそうだ。盤石な財務体質を強みに市場で評価を高めていけるか期待がかかる。
■市場は中東撤退を評価
大和工は1月31日、2009年から続く中東事業の撤退を決めたと発表した。バーレーンのガス埋蔵量の減少を背景としたガス・電気価格の高騰により業績や事業の継続性に対する懸念が浮上していたためだ。同日、投資損失約260億円を計上し、2025年3月期の連結純利益見通しは従来の525億円から280億円に下方修正...
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