QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2025/02/05)
・サマリー
25/3期の連結営業利益見通しについて会社側は、従来計画の5500億円(前期比45%増)を据え置いた。企業価値研究所も、会社計画と同額の営業利益予想を変えない。前期に多額の品質費用を計上した反動などから、2期ぶりに過去最高を更新する見通し。ただ、米国の関税引き上げリスクは含まれておらず、今後の状況を注視したい。来期以降は、主要取引先であるトヨタのハイブリッド車の販売比率上昇を追い風とした電動化製品の拡販が寄与しよう。ミリ波レーダや画像センサーを中心とするADAS(先進運転支援システム)製品も、トヨタ向けに加え、トヨタ以外への拡販が進むとみている。
・アナリストの投資判断 ~PERで依然割安感。米国の関税引き上げに要注意も、株価の上値余地は大きいとみる
直近の株価に基づく翌26/3期の当研究所予想PERは11倍。過去60カ月の平均PER19倍との比較では、依然割安感がある。米国の関税引き上げリスクに注意を要するが、電動化製品の拡販による利益拡大を予想、株価の上値余地は大きいとの見方を継続する。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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