QUICK企業価値研究所アナリスト 谷林正行(2025/03/06)
・サマリー
企業価値研究所は、25/3期の予想営業利益を3780億円→3840億円(前期比6%増)に小幅引き上げた。今期中とされていたオートモーティブの非連結化が前倒しで昨年12月に完了したが、データセンター向け蓄電システムの好調やくらし事業の好転などでカバーし、従来予想を上回るものとみた。来期以降の予想も増額。会社側が事業会社としてのパナソニックの分社化を公表し、その影響・効果が不透明なところがあるが、現時点では営業増益が続く見方に変わりはない。なお25/3期3Q累計の営業利益は3483億円(前年同期比9%増)。
・アナリストの投資判断 ~引き続きパフォーマンスの改善が続く見通し
当研究所では今後の株価について、引き続き対TOPIXの相対パフォーマンスの改善が続くとみている。株式市場では3Q決算発表時に公表した大胆な構造改革案が好感され、評価が高まっており、当面この動きが続くとみたため。今後の注目ポイントは今期の本決算。来期具体的にどのような施策を行い、予算としてどのような費用を見込むのか注視したい。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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