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日本たばこ産業(2914) 25/12期の純利益予想は4895億円、訴訟に係る引当金損失は一過性とみる

QUICK企業価値研究所アナリスト 篠崎智明(2025/03/18)

・サマリー
 24/12期の純利益は前期比63%減の1792億円だった。カナダ子会社の訴訟に係る多額の引当金損失計上が影響したが、一過性のものと捉えている。企業価値研究所では、25/12期純利益予想について、4895億円と予想。買収した米国Vector社の連結効果や各市場でのプライシング効果等が業績を押し上げるとみている。

・アナリストの投資判断 ~多額の引当金損失計上は痛手だが、事業環境自体は悪くない
 24/12期の多額の引当金損失計上は痛手だが、従前よりアナウンスされていたネガティブ材料を消化したものと考えられる。訴訟案件を嫌気し、株価は市場平均より弱めに推移しており、足元は4000円前後となっている。他方で、同社が他に抱えている訴訟に係る偶発債務の顕在化リスクは大きくないと当研究所ではみている。たばこの総需要の底堅さやプライシング効果の発現は継続しており、事業環境自体は悪くはない。中期的な成長シナリオは崩れてはおらず、先行きの株価は市場平均並みに回帰するとみている。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

篠崎 智明

シニアアナリスト

食料品セクター担当、投資戦略


【プロフィール】

首都大学東京都市教養学部(現東京都立大学法学部)卒業。銀行での支店勤務、日本経済研究センター出向、銀行系シンクタンク出向を経て、2020年QUICK企業価値研究所に入社。
マクロ経済の分析経験を活かしつつ、取材などを通じて個社を多角的に評価できるよう努めている。

 

日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

日本証券アナリスト協会ディスクロージャー研究会 食品専門部会評価実施アナリスト


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