【智剣・Oskarグループ 主席ストラテジスト 大川智宏】日々目まぐるしく変化するトランプ政権の関税に見通しによって、株式市場は世界的な乱高下が継続しているが、その混乱ともいえる動きは為替市場も同様だ。関税強化に伴う物理的なインフレの見通しと、その後の景気後退懸念との綱引きによって金利も乱高下し、それに伴ってドル円も不安定な動きが継続している。特に、足元では円高方向への圧力が強まっているようで、ドル円は昨年9月以来の142円台を付けるなど、円買いの需要が旺盛となっているようだ。
その一方で、市場の混乱と一言では表せない妙な現象も起こっている。足元で、日米金利差とドル円の連動性が急速に失われ、...

有料会員限定記事
-
POINT 01全記事(15,000本)が
読み放題 -
POINT 02金融市場関係者の
注目ニュース
ランキングが見られる -
POINT 03過去20期分の
業績データを
ダウンロードできる -
POINT 04企業の公開情報を
メール通知 -
POINT 05アナリストの予想や
指標を使った
銘柄発掘ツールが使える -
POINT 06セミナー動画が
見放題