米商品先物取引委員会(CFTC)が22日に公表したシカゴ・オプション取引所(CBOE)のビットコイン先物(XBT)のポジションによると、19日時点でヘッジファンドを含むレバレッジド・ファンドはロングが255枚、ショートが353枚となり、ネットで98枚のショートとなっていた。他の報告者ベースでもロングが467枚、ショートが1846枚となり、ネットで1379枚のショートとなっていた。
CBOEのXBTは10日(日本時間11日)に上場されたばかりだが、ヘッジファンドなどの「プロ」がビットコインに売りを仕掛けていることが確認できたといえそうだ。
また22日の米株式市場では、ライオット・ブロックチェーンが大幅に続落。24.52ドル(前日比-3.08ドル、-11.15%)で取引を終えた。19日には高値46.2ドルを付けており、わずか3営業日で約半値へと下落した。足元の仮想通貨急落を受けて、手仕舞い売りに押されたようだ。
同社はバイオテクノロジー診断機器メーカーのバイオプティクスだったが、10月に仮想通貨やブロックチェーン事業買収という同社の新機軸を反映させるため、社名をライオット・ブロックチェーンに変更。仮想通貨関連銘柄との見方から人気化していた。
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