6日の米国市場でiシェアーズMSCI韓国ETFが3.53%高の74.49ドルと急反発した。韓国の大統領府が6日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が4月末に南北軍事境界線にある板門店で会談することで合意したと発表。平和の配当期待から韓国株が急伸する展開だった。
◆iシェアーズMSCI韓国ETF
6日のロンドン市場では、サムスン電子のグローバル預託証券(GDR)も5.97%高と急伸した。
◆サムスン電子GDR
一方、防衛関連銘柄を組み入れるiシェアーズ米国航空&防衛ETFは3営業日ぶりに反落し、0.28%安の200.61ドルで終えた。北朝鮮の非核化などが協議されるといい、朝鮮半島情勢の警戒感が薄らぎ、この日の米国市場で防衛関連銘柄は軒並み下げた。
◆iシェアーズ米国航空&防衛ETF
B2爆撃機を手掛けるノースロップ・グラマン、ステルス戦闘機F-35や高高度防衛ミサイル(THAAD)システムを手掛けるロッキード・マーチン、ファランクス近接防御火器システムや地対空防衛ミサイルのパトリオットミサイルを手掛けるレイセオンなどが0.8%ほど下げて終えた一方、FA18スーパーホーネットを手掛けるボーイングは1%ほど下げた。
◆ボーイング
※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。