2日の米株式相場は大幅反落した。特にハイテク比率の高いナスダック総合株価指数が連休前の3月29日に比べ2.73%下落し、ダウ工業株30種平均(1.90%安)やS&P500種株価指数(2.23%安)に比べて下げがきつかった。
トランプ米大統領がツイッター攻撃を活発化させたことでアマゾン・ドットコムが5.20%安となった。アップルが早ければ2020年に同社のパソコンに自社製品の半導体を使用する方針と伝わり、インテルが6.06%安となったことなどが響いた。ナスダック100指数の採用銘柄は全て下落し、インテルが下落率トップとなった。
ナスダック版の恐怖指数(VIX)として知られるVXNは29.92で終え、30の大台に迫った。ハイテク株の不安定な値動きが目立つ4月相場入りとなっている。
ナスダック版VIX(VXN)の推移(QUICK FactSet Workstation)
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