米商品先物取引委員会(CFTC)が3日に発表した7月31日時点の建玉報告によると、シカゴ商品取引所(CBT)の米10年物国債の先物市場で投機筋(非商業部門)の売越幅が前週比8万630枚多い59万128枚となった。
データが開示されている1993年以降で最大を更新した。
米景気は順調な拡大を維持している。加えて大規模な金融緩和の「しんがり」と思われていた日銀ですら、政策の微調整を始めた。
世界的な金利高を見据えるポジションは拡大しているようだ。(岩切清司)
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