20日の米国市場でiシェアーズMSCIサウジアラビアETFが続落し、2.15%安の39.48ドルで終えた。トランプ大統領がこの日に声明を発表し、著名ジャーナリストのカショギ氏の殺害にサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン(MBS)皇太子が関与したとの疑惑に関して「全ての事実はわからないかもしれない」と説明し、ムハンマド皇太子の関与を断定しなかったことで中東情勢への警戒感が薄らぐかとみられたが、WTI原油先物が6%超の急落となる中でサウジETFも弱い展開だった。
iシェアーズMSCIエマージングETFも2.15%安となり、ダウ工業株30種平均が500ドル超の下げ幅でリスク・オフの展開となる中でエマージング株も弱かった。(片平正二)
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