米シティグループが算出するエコノミック・サプライズ指数で、米国は1.8と前日のー6.1から上昇。2018年11月下旬以来、ほぼ2カ月ぶりにプラスに転じた。
同指数は経済指標の予想と実績のかい離を指数化したもので、実績が予想を上回れば上昇し、下回れば下落を意味する。
24日に発表された1月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月から上昇し、市場予想も上回った。これに対して独・仏およびユーロ圏のPMIは軒並み前月から悪化。市場予想も下回り、ユーロ圏のサプライズ指数は低迷したままとなっている。(池谷信久)
■米国のサプライズ指数(青)と独・仏・ユーロ圏(緑)
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