QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース 目指せデータの達人⑧GDPと株価 低成長で日本市場の魅力薄れる
この記事は最終更新から1年以上経過しております。

目指せデータの達人⑧GDPと株価 低成長で日本市場の魅力薄れる

国の経済規模をはかるモノサシとして使われる国内総生産(GDP)。世界全体に占める日本のGDPのシェアと東証株価指数(TOPIX)はおおむね連動して動いてきた。だが、ここ最近、TOPIXが上昇する一方、シェアは伸び悩んでおり、日本株の先行きに暗い影を落としている。

■「バフェット指標」なら日本株は割高

国際通貨基金(IMF)の統計によれば、2018年時点の世界全体に占める日本のシェアはおよそ5.9%。1994年に17.7%まで拡大して以降は減少傾向が続いている。日本のGDP自体は15年以降は増加基調だが、中国など新興国が日本を上回るペースで成長しているため、シェアは高まっていない。

24年までの見通しでも、IMFは日本のGDPは増える予測をたてているが、世界全体に占めるシェアは6%前後で横ばいとなる。

GDPを用いた株式の投資指標で有名なのが、米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が参考にするとされる「バフェット指標」だ。株式市場の時価総額を、その国の名目GDPで割って求める。直近1~3月の日本の名目GDP(年率換算)は554兆円で、東証1部時価総額(598兆円、3月末時点)を割ると、割高とされる1を上回っている。

GDPが大きく上昇しない限り「『バフェット指標』でみた日本株の割高さが引き続き意識される」(第一生命経済研究所の永浜利広首席エコノミスト)。加えて、他国が日本を上回るペースで成長するとなれば、国際分散投資の観点で、日本株の相対的な魅力は薄れていくことが避けられない。

【日経QUICKニュース(NQN) 矢内純一】

※日経QUICKニュース(NQN)が配信した注目記事を一部再編集しました。QUICKの情報端末ではすべてのNQN記事をリアルタイムでご覧いただけます。


ニュース

ニュースがありません。

銘柄名・銘柄コード・キーワードから探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
3,828
-2.71%
2
4107
伊勢化
26,350
+5.61%
3
3,560
+4.55%
4
202
+20.95%
5
4,239
+4.46%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
1,358
+28.35%
2
5247
BTM
2,254
+21.57%
3
202
+20.95%
4
658
+17.5%
5
538
+17.46%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
815
-20.25%
2
196
-19.34%
3
9399
ビート
2,230
-18.31%
4
1,319
-13.79%
5
8918
ランド
8
-11.11%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
40,430
-3.11%
2
16,425
-0.75%
3
25,845
-0.86%
4
23,440
-1.22%
5
8,277
+0.95%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる