開示会社:レナサイエンス(4889)
開示書類:チェスト株式会社による呼吸機能検査診断AIのオプション権行使に伴う一時金受領のお知らせ
開示日時:2025/02/12 15:30
<引用>
当社は、2020年7月3日にチェスト株式会社(本社所在地:東京都文京区、代表取締役社長:保木寛明氏)と、「スパイロメトリー*1測定データの正確な判定及び結果解釈を補助する人工知能(プログラム医療機器)の共同開発及び事業化に関するライセンス契約」を締結しております。チェスト社から、本プログラム医療機器の事業化を見据えて、対象地域拡大(国際展開)に係るオプション権を行使する旨の連絡を受けました。これにより当社は、チェスト社からオプション料として一時金を受領することが確定しました。
<引用詳細>
慢性呼吸器疾患、特に慢性閉塞性肺疾患(COPD)は2024年に策定された「経済財政運営と改革の基本方針2024」(骨太の方針)において対策を要する疾患と記載されている重要な「肺の生活習慣病」であり、推定患者数は530万人とされています。日本呼吸器学会のCOPD診療ガイドラインにおいて、スパイロメトリーによる閉塞性換気障害の証明が必須とされていますが、健康診断での実施率は10%程度とされ、COPDの早期発見・早期介入の必要性が重視されているにも関わらず、その実施は必ずしも進んでいません。この理由は、検査において患者の協力(努力呼気)が必要である点、そして正しく検査が行えたかどうかを判定し、なおかつ出力された結果を解釈することが非専門医には難しいことなどが挙げられます。対照的な医療機器として心電図が挙げられますが、心電図は自動診断により広く普及されました。呼吸機能検査であるスパイロメトリーにおいて、自動診断が開発されれば広く実施されることが期待されます。当社は、スパイロメトリーの自動診断のために、得られた画像データ(フローボリューム曲線)から診断を予測する人工知能(AI)を、京都大学、チェスト社及びNECソリューションイノベータ株式会社と共同で開発しました。本AIの開発により、スパイロメトリーにおける自動診断の課題を解決し、検査の解釈を非専門医にも提供し、呼吸器疾患の早期診断と治療に繋げたいと考えます。現在は、チェスト社は事業化に向けた製品化検討しており、臨床性能試験の実施に向けた準備を進めております。当社は、2020年7月3日にチェスト社と、「スパイロメトリー測定データの正確な判定及び結果解釈を補助する人工知能(プログラム医療機器)の共同開発及び事業化に関するライセンス契約」を締結しておりますが、この度、チェスト社から本プログラム医療機器の事業化を見据えて、対象地域拡大(国際展開)に係るオプション権を行使したいとの連絡を受けました。チェスト社はオプション権を行使することで、全世界での販売が可能になります。尚、2025年3月期の業績への影響としてはオプション権行使に伴う一時金として、500万円を2025年3月期の売上として計上される見込みです。
免責文:
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