■「損をしそうだから」が理由トップ
リスク性商品を保有・運用したことがない人に対して、その理由を聞いたところ「損をしそうだから」が最も多かった。2番目も「元本割れのリスクがある取引は一切行いたくないから」との理由が続き、損失が生じかねない運用に尻込みする様子がうかがえる(添付「図3-1」参照)。
3番目に多かったのは「手元に資金がないから」。少額から始められる金融商品や運用手法が広く認知されていない可能性がありそうだ。
■年収別で理由に差
リスク性商品を保有・運用したことがない理由を年収別で比べると、どの年収クラスでも1番多いのは「損をしそうだから」だが、それに続く上位は年収によってやや異なる(添付「図3-2」参照)。
年収が600万円未満のほとんどの層では「手元に資金がないから」との理由が2番目、3番目にくる。一方、600万円以上では「商品に関する知識がないから」がこれを上回っている。
(QUICK資産運用研究所)