QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース 余裕資金は投資に フィデリティが会社員1万人に調査
この記事は最終更新から1年以上経過しております。

余裕資金は投資に フィデリティが会社員1万人に調査

QUICK資産運用研究所

会社員などの投資に対する考え方が変わってきたようだ。フィデリティ退職・投資教育研究所が5月に実施した「サラリーマン1万人アンケート」では、投資家比率の増加や投資スタイルの変化などが見られた。同研究所の野尻哲史所長は「変化の背景には積み立て投資の拡大が底流にあるのではないか」との考えを示した。

今回で7回目となる同調査は、5月14~21日にインターネット経由で実施。全国の20~50代の会社員・公務員1万1812人が回答した。

■年収500万円未満層にも広がる

年収別の投資家比率は、これまで低迷していた年収500万円未満で投資家比率が上昇した。過去の調査では年収500万円以上になると投資家比率が大きく伸び、同研究所では「年収500万円の壁」があるとみていたが、今回はこの傾向が弱まった。

年代別で見ると、2016年調査と比べて投資家比率の伸びが最も大きかったのが20代で、23.5%から31.5%に上昇した。「まとまった資金がなくても投資ができる」という認識が広がり、若い世代の投資拡大につながった可能性がある。

■株価に左右されない投資家が増加

投資家の投資スタイルにも変化の兆しが出てきた。今回の調査期間中の日経平均株価は前回を下回る水準だったが、全体の投資家比率は過去最高の36.8%になった。直近4回の調査で右肩上がりに増えている。

2015年までの調査では、日経平均が上がると投資家比率が下がり、株価が下がると比率が上がる関係があったが、16年の調査以降はこの関係が崩れている。野尻氏は「積み立て投資が広がり、相場に左右されずに投資し続ける人が増えたのではないか」と推測する。

■「貯蓄」派もじわり増加

余裕資金を「投資」に使う人が増えている。「投資」に振り向ける人の割合は全体で16.8%と、15年調査の13.7%から上昇した。「旅行」や「趣味」などを上回り、「貯蓄」に次いで2番目に多い回答となった。「投資」と答えた人を年代別に見ると、男女ともに30代が最も多かった。「貯蓄」と答えた人の割合も全体で43.6%から45.3%に増加し、特に40~50代で伸びが目立った。

■日本株から投資信託へ緩やかにシフト

投資対象商品にも変化が見られた。日本株がトップを維持しているが、その比率は減少傾向にある。一方、日本株や外国株に投資する投資信託を選ぶ人の割合が増えている。

毎月分配型の投信は前回(12.1%)とほぼ横ばいの12.2%で、ピーク時(2013年)の18.4%からは6.2ポイント減った。「仮想通貨」は6.7%と前回より1.1ポイント上昇し、外国債券(6.1%)を上回った。

◇詳しい調査概要はこちら
 フィデリティ退職・投資教育研究所:資産運用ナビ


ニュース

ニュースがありません。

銘柄名・銘柄コード・キーワードから探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
3,824
-2.82%
2
208
+24.55%
3
4107
伊勢化
26,280
+5.33%
4
3,520
+3.37%
5
197
-18.93%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
1,358
+28.35%
2
207
+23.95%
3
5247
BTM
2,254
+21.57%
4
655
+16.75%
5
1,042
+16.16%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
807
-21.03%
2
196
-19.34%
3
9399
ビート
2,230
-18.31%
4
1,365
-10.78%
5
1,578
-7.12%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
40,550
-2.99%
2
16,315
-1.74%
3
23,315
-1.89%
4
25,715
-1.39%
5
7011
三菱重
2,205
-1.07%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる