大和証券投資信託委託が運用する「日本株発掘ファンド」は、11日から新規申込みの受付を一時的に停止する。純資産総額(残高)が6日時点で642億円まで増え、信託金限度額の1000億円に近付いたためだ。
大和投信は7日の発表資料で「運用資産規模を適正な規模にすることで運用効率を維持するため」と説明している。受付停止の対象は「日本株発掘ファンド」と「日本株発掘ファンド 米ドル型」の2コース。
「日本株発掘ファンド」は今年4月以降、月間の設定から解約を差し引いた資金の流入超過が続いている。特に10月の資金流入額(推計値)は91億円と、2015年3月(108億円)以来の多さだった。投資対象は国内株式の中小型株が中心。
マザーファンドが同じ「ジャパン・エクセレント」は受付を継続する。同ファンドの残高は6日時点で166億円。
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(QUICK資産運用研究所 望月瑞希)