三菱UFJ国際投信は1日、同社が運用する「いちよし ジャパン・ベンチャー・ファンド」(0331117B)の新規申し込みの受付を一時的に停止すると発表した。11月17日に運用を開始して間もないが、純資産総額(残高)が145億円(11月30日時点)まで増えたため、運用効率などを踏まえて受付を取りやめる。
「いちよし ジャパン・ベンチャー・ファンド」の投資対象は、国内の中小型株のうち成長性が高く割安と判断される銘柄。当初設定額は87億円と、11月に新規設定された投資信託の中で2番目に多かった。販売会社は、いちよし証券と七十七証券の2社。現時点で受付停止日は確定しておらず、各販売会社の状況によって決める。
同ファンドの主要な投資先である「いちよし 公開ベンチャー・マザーファンド」の残高は11月30日時点で150億円程度。この残高が概ね220 億円に達すると見込まれた場合に受付を停止する。
三菱UFJ国際投信は発表資料で、受付停止の理由について「運用規模・運用効率等に加え、投資対象市場の規模および流動性などを総合的に勘案した結果」としている。
マザーファンドが同じ「いちよし 公開ベンチャー・ファンド」(T0331200B)も受付を停止する。同ファンドは2000年11月30日に設定され、2017年11月30日時点の残高は17億円。いちよし証券が販売している。
三菱UFJ国際投信の発表資料はこちら↓
「いちよし ジャパン・ベンチャー・ファンド」のご購入お申込み受付の停止について
「いちよし 公開ベンチャー・ファンド」のご購入お申込み受付の停止について
(QUICK資産運用研究所 望月瑞希)