国内公募の追加型株式投資信託(ETFを除く)を18日時点の純資産総額(残高)でランキングしたところ、野村アセットマネジメントの「野村インド株投資」(01312056)が5628億円で7位に浮上した。三菱UFJ国際投信が運用する「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」(0331397C)の5500億円を上回った。
インドの株式で運用する「野村インド株」は、昨年夏以降に資金流入ペースが加速。今年9月に初めて残高上位10本に入った。昨年末時点で残高は1956億円、順位は48位だったが、継続して個人マネーが流れ込み存在感を強めている。18日時点の残高上位10本のうち、「野村インド株」以外はすべて毎月分配型。
一方、「グロソブ」は2007年のピーク時に残高が5兆5000億円を超え、毎月分配型投信の代名詞とも言える人気商品だった。長く残高首位に君臨していたが、米リーマン・ショック後の2008年10月から月次ベースで資金流出超が続いている。
(QUICK資産運用研究所 小松めぐみ)