2017年の投資信託の運用成績上位を投資対象の資産別にランキングしたところ、国内の中小型株や新興国の株式で運用する投信の好調ぶりが目立った。
純資産総額(残高)が30億円以上の国内公募の追加型投信(ETFとブルベア型を除く)を投資対象の資産ごとに分け、昨年12月末時点で過去1年のリターンが高い順に並べた。
国内株式型の首位は「JPMジャパン・テクノロジー・ファンド」(17311995)。国内のテクノロジー関連企業の株式に投資し、基準価額が1年間で2倍以上になった。追加型株式投信全体でもトップだった。国内株式型の上位5本は、主に小型・中小型の株式で運用するファンドが入った。
海外株式型の上位には、中国やインドなどアジアの新興国の株式に投資するファンドが並んだ。海外債券型は欧州のハイイールド債(低格付け債)で運用する投信の成績が好調だった。
複数の資産に分散投資するバランス型では、新興国の資産を組み入れた投信が上位に入った。
(QUICK資産運用研究所 西田玲子)