レオス・キャピタルワークスが運用する「ひふみプラス」(9C311125)の純資産総額(残高)が初めて5000億円を突破した。16日の残高は5028億円。昨年末の残高は4531億円だったが、年初からわずか8営業日で500億円近く増えた。株高の影響に加え、資金流入の拡大が残高を押し上げた。
国内公募の追加型株式投資信託(ETFを除く)の残高ランキングでは、16日時点でひふみプラスが10位に浮上した。2012年5月に運用を開始してからトップ10入りは初めて。昨年3月に上位100本に入った後、1年足らずで10位まで躍進した。
一方、11位に後退したのは「LM・オーストラリア高配当株ファンド(毎月分配型)」(53311119)。昨年前半は資金流入が目立ったが、新規受付を停止した後は残高が減少している。
この結果、残高上位10本のうち毎月決算型以外のファンドが3本に増えた。
「ひふみプラス」は地方銀行や地場の証券会社などで取り扱う投信。他に直販する「ひふみ投信」、確定拠出年金向けの「ひふみ年金」があり、3本は同じマザーファンドに投資している。
(QUICK資産運用研究所 小松めぐみ)