2018年4~9月の国内公募追加型株式投資信託(ETFを除く)は、IT(情報技術)関連の銘柄に投資するタイプや成長銘柄を見極めて投資するタイプへの資金流入が目立った。設定から解約を差し引いた資金流入超過額(推計値)が半年間で最も大きかったのは、三井住友トラスト・アセットマネジメントの「次世代通信関連 世界株式戦略ファンド<愛称:THE 5G>」(6431117C)だった。
同ファンドは通信技術の発展により業績拡大が期待される企業に投資する。2017年12月に運用を始めてから販売会社を徐々に増やし、9月末までの半年で1800億円近い資金が流入した。
資金流入の上位10本には、この半年のうちに新規設定されたファンドが3本入った。昨年人気を集めた人工知能(AI)やロボット関連などのテーマ型は圏外に後退した。
資金流出超過額のランキングでは、上位10本中7本を毎月分配型が占めた。いずれも1年以内に分配金を引き下げ、資金流出傾向が続いた。
(QUICK資産運用研究所)