東京海上アセットマネジメントが運用する「東京海上・円資産バランスファンド(年1回決算型)<愛称:円奏会(年1回決算型)>」(4931114B)の純資産総額(残高)が1000億円を突破した。17日時点の残高は1003億円。2014年11月の設定からおよそ4年で大台に到達した。
同ファンドは国内の債券と株式、REIT(不動産投資信託)に、それぞれ70%、15%、15%を基本配分として分散投資する。基準価額の変動リスクが大きくなった場合は、リスクを年率3%程度に抑制するように株式とREITの割合を引き下げて運用する。
9月末時点での組み入れ比率は、ほぼ基本配分通りだ。設定来のリスクは年率2.01%にとどまる。設定以降で迎えた4回の決算ではいずれも分配金を出していない。設定来リターンは10.57%、1年では1.78%と小幅にプラスだった。
今年5月からは資金流入のペースが速まり、月間50億円を超える資金が集まる。マザーファンドが同じ毎月決算型の「円奏会」(4931112B)にも資金流入が続き、10月17日時点で残高が4500億円を超えた。
(QUICK資産運用研究所)