三菱UFJ国際投信が運用する「サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジなし)」(03315177)の純資産総額(残高)が初めて1000億円を突破した。4日の残高は1005億円。2017年7月の設定からおよそ2年で大台に乗せた。
同ファンドの投資対象は日本を含む世界の株式。サイバー攻撃に対するセキュリティ技術を持ち、その技術を活用した製品・サービスを提供するテクノロジー関連企業に投資する。5月末時点での組み入れ銘柄数は39で、国別では米国が87.7%を占める。
4日時点の基準価額は1万5246円。設定後すぐに9300円台まで下がったが、2017年9月中旬には1万円台を回復。その後は1万円を下回ることなく、ほぼ右肩上がりで推移した。今年に入り月次で資金流出超に転じる場面があったものの、足元では資金流入傾向に戻りつつある。
投資対象が同じで、為替ヘッジをする「サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジあり)」(03314177)の4日時点の基準価額は1万5356円、残高は258億円だった。どちらも大手証券やメガバンクをはじめ、全国の金融機関で販売している。
(QUICK資産運用研究所)