QUICK資産運用研究所
SBIアセットマネジメントは5日、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド<愛称:雪だるま(全世界株式)>」(8931217C)の実質信託報酬を税込みで年0.1500%から0.1090%に引き下げると発表した。26日に変更する。10月の消費税増税後は0.1102%となる。
同ファンドの投資対象は日本を含む世界の株式。変更後の実質信託報酬は、グローバル株式型の投資信託で業界最低水準となる。これまでの最低は、アセットマネジメントOneの「たわらノーロード 全世界株式」(47312197)や、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(0331418A)などの0.1296%だった(図参照)。
※SBIアセットの公表資料はこちら
注)QUICK資産運用研究所調べ。実質信託報酬は年率・消費税8%の税込み。2019年9月5日時点、SBIアセットマネジメントの「雪だるま」のグローバル株式型は同26日に予定している引き下げ後の数値を記載。対象は各社がシリーズ展開してるインデックス型の国内公募追加型株式投資信託。実質信託報酬は原則として当該ファンドの信託報酬に投資先ファンドの信託報酬を加えた費用で、目論見書の最大値を採用。同じマザーファンドで為替ヘッジありとなしがある場合は、為替ヘッジなしのファンドを採用。運用成果の連動を目指す対象指数ごとに、実質信託報酬が最安のファンドは水色、最高のファンドはオレンジ色の背景。三菱UFJ国際「eMAXIS Slim」シリーズのグローバル株式型は「全世界株式(オール・カントリー)」を採用、大和投信「iFree」シリーズの国内債券型は新発10年国債利回りが1%未満の場合の数値。ブラックロックの「iシェアーズ」は投資する上場投資信託証券に係る報酬を含まない(目論見書で明示していないため)。
※1~5は記載した指数以外にも対象指数がある投信分類で、それぞれ対象指数は下記の通り。
(※1)FTSE RAFIエマージング・インデックス、FTSEエマージング・インデックス、FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス
(※2)FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
(※3)DBI(ダイワ・ボンド・インデックス)
(※4)S&P J-REIT
(※5)S&PグローバルREIT