オリンパス(7733)は9日の取引時間終了後、2017年4~12月期の連結決算(国際会計基準)を発表し、純利益が前年同期比22%増の480億円だったと発表した。売上高は8%増の5720億円だった。医療事業など主要3事業が増収となったうえ、科学事業や映像事業が増益となった。外国為替相場が対米ドル、対ユーロともに想定より円安で推移したことも収益を押し上げた。
併せて発表した18年3月期の業績予想では連結純利益を従来予想の600億円から630億円(前期比47%増)に上方修正した。
決算や業績予想修正による株価インパクトを統計的に数値化したQUICKの「決算スコア」は今回の決算をプラス0.71とポジティブに評価した。
QUICK端末のナレッジ特設サイトで利用できる「決算スコア」は、決算や業績予想修正の発表が株価に与える影響を過去データから統計的に解析・評価し、株価の変化率を推測する参考指標だ。例えば、ある決算発表に対してスコアがプラス1.00であれば、過去データに基づいて「この決算内容であれば、平均的に株価は1%上昇する」と評価したことを意味する。
【オリンパスの決算スコア】