QUICK資産運用研究所
QUICK資産運用研究所が2019年11月、全国5000人以上を対象に実施した「個人の資産形成に関する意識調査」。9回目はポイントを使った資産運用に関する調査結果を掲載する。
■ポイント運用、全体の12%が投資を疑似体験
買い物などでたまったポイントを使って投資の疑似体験をする「ポイント運用」が実際の投資の呼び水になっている。ポイント運用は投資信託や株式の値動きに連動するようにポイントが増えたり減ったりするもので、2016年12月にクレディセゾンが初めてサービスを開始。各種ポイントでも導入が相次ぎ、サービスは拡大傾向にある。
今回の調査では、ポイント運用の利用を聞いたところ、全体の12.4%が経験者だった。利用したポイントは「楽天スーパーポイント」が57.6%でトップ。「dポイント」が27.1%で続いた。一方、3割強がポイント運用を「知らない」と答えた。
ポイント運用の感想は「資産運用に興味を持った」「資産運用の勉強になった」といったポジティブな意見が目立った。ポイント運用をきっかけに実際に投資を始めた人は30.7%にのぼり、始めたいと思っている人と合わせると51.7%と過半を占めた。■ポイントを使った投資、経験者は5.6%
買い物などでたまったポイントを使って実際に投資信託や株式を購入する「ポイント投資」を聞いた質問では、全体の5.6%が「ある」と答えた。
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