QUICK Market Eyes=片平正二、大野弘貴
13日、東証REIT指数(155)は前日比14.9%安で午前の取引を終えた。この日、東証REIT指数先物は売買を一時中断するサーキットブレーカーを発動するなど、強い売り圧力にさらされている。REIT安は他の市場にも影響を及ぼしている可能性もありそうだ。市場からは悲鳴にも似たコメントが聞かれる。
「株よりもREITが気になっています。ここまで下げるのは予想していなかったので。債券も売られ始めましたね。益出しですかね。益があるうちはいいですけど、金利まで急騰するともう決算作れないですね」(邦銀)
「これだけ動いちゃうと国内の顧客も静観ですね・・・。売りも出ませんが、ボラティリティが出すぎて新規エントリーもしづらい状況で、現物株には買いが入らず流動性が低下しています。ただ、REITはまだまだ売りがありそうですね。国内アセマネ系、その背後にいる個人投資家、地銀さんらの売りが多いようで、Bidが立ってません!」(国内証券トレーダー)
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