QUICK資産運用研究所=西本ゆき
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが運用する「netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」(3531299B)の純資産総額(残高)が初めて4000億円を突破した。8日時点の残高は4009億円。2019年4月に残高3000億円を突破してから約1年1カ月で1000億円を積み増した。
同ファンドは1999年11月に設定され、運用実績が20年を超える長寿ファンド。テクノロジーの発展により恩恵を受ける米国企業へ投資する。最新の月次レポート(3月31日時点)によると、組み入れ銘柄1位はマイクロソフト、2位にアマゾン・ドット・コム、3位にグーグルの親会社アルファベットと続く。
8日時点での年初来リターンは2.4%。コロナ相場下で3月中旬に年初来で20%以上下落する場面もあったが、足元では基準価額が昨年末時点の水準まで持ち直している。年初からの資金流入額も360億円と好調だった。
為替ヘッジありの「Aコース」(3531199B)の8日時点の残高は1296億円で、年初から80億円の資金が流入しており、2本の合計残高は5300億円にのぼる。
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