QUICK Market Eyes=阿部哲太郎
5月21日にITによる課題解決のコンサルティングを手掛けるチェンジが開催した決算説明会の内容をSCRIPTS Asiaがテキスト化したデータをもとにテキストマイニングしたところ、「オンライン」「DX」「ふるさと納税」の文字が目立つ結果となった。
説明会で福留大士代表取締役社長は新型コロナウイルスの影響で足元の1~3月期は集合研修やDX(デジタル技術による変革)の投資案件がでほぼ延期や中止になったと厳しいマイナスのインパクトを示し、投資の見直しなどコロナ影響の長期戦に備える経営方針に切り替えていくと述べた。
足元では企業に対してはオンライン研修やリモート支援のパッケージの提供を行っている。また同社は子会社のトラストバンクが運営するふるさと納税サイトを通じて全国の9割の自治体を顧客基盤としている。これら官公庁は生産性向上の余地が大きく、チャットツール「LoGo」やDXのサポートなどで付加価値を提供し、守りを固めながら増収増益を狙っていく姿勢を明確にした。
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