4日の米国市場でナスダック100指数(NDX)が一時9741.971まで上昇し、2月19日に付けた史上最高値(9718.727)を上回った。ただナスダック100が史上最高値を上回った後は主力ハイテク株に売りが優勢となり、終値では史上最高値を下回った。3日時点で史上最高値(9817.180)にあと1.36%に迫ったナスダック指数も5営業日ぶりに反落して終えた。
景気の先行指標として知られるダウ輸送株指数(DJT)が1月16日に付けた年初来高値から15%下げた状態にあるのと比べて、ナスダック100指数に示される通り足元で主力ハイテク株の強さが目立つ。ナスダック100の構成銘柄はトップのアップル(11.338%)、マイクロソフト(11.237%)、アマゾン・ドットコム(9.833%)、フェイスブック(4.413%)、米検索大手グーグルの親会社であるアルファベットA株(3.947%)、アルファベットC株(3.904%)、インテル(2.693%)、エヌビディア(2.183%)、米ネットワーク機器大手のシスコシステムズ(2.024%)、アドビ(1.916%)となっており、上位10銘柄で約53%を占める。(QUICK Market Eyes=片平正二)