QUICKのプロ向けコメントサービス「QUICK Market Eyes」が6月1~5日に配信した、株主優待の制度変更などを受けた株価の反応の記事をまとめました。(Money Worldの株主優待ページはコチラ)
RVH― 5%安 株主優待の廃止を嫌気(更新日時:2020/06/04 14:16)
美容エステ経営のRVH(6786、2部)が大幅安。子会社売却に伴い株主優待を廃止したことを嫌気した売りが出たようだ。
RVHは3日、連結子会社でレディスウェアの卸販売事業のラブリークィーンを売却すると発表。新型コロナウイルスの収束時期やその後の個人消費の回復状況などの先行きが極めて不透明で、業績改善の目途が立たないことから売却を決めた。
3月末時点で100株以上の株主を対象に、「ラブリークィーン」インターネットショッピングサイトで利用できる商品割引券(20%割引券および50%割引券)を贈呈していたが、ラブリークィーン売却に伴い株主優待も廃止とした。
日本社宅サービス― 株主優待で200株以上の区分を新設(更新日時:2020/06/04 08:31)
社宅契約の事務代行を手掛ける日本社宅サービス(8945)は3日、株主優待制度で新たに200株以上を保有する株主の区分を新設すると発表した。これまでは100株以上、保有期間1年以上の株主を対象にクオカード1000円分を一律に贈呈してきたが、200株以上の株主には2000円分を贈呈する。対象となるのは2021年6月末時点の株主から。
大和証券グループ本社― 株主優待を拡充 ホテル宿泊優待券を追加(更新日時:2020/06/04 07:25)
大和証券グループ本社(8601)は3日、株主優待制度を拡充し、グループの不動産運用会社が運用するホテルの宿泊優待券を追加すると発表した。
大和証Gの優待は1000株以上を保有する株主が対象で、これまでは保有株数に応じて名産品や「会社四季報」などから選ぶ選択できる商品と、有料老人ホームの入居時費用の割引を実施していた。新たに加わるホテルの宿泊優待はホテルによって宿泊料が割引になるほか、朝食が無料になるサービスが受けられる。2020年3月末時点の株主から適用する。
テクマトリックス― 1株を2株に分割 6月末基準日(更新日時:2020/06/02 07:19)
ネット証券向けシステム開発のテクマトリックス(3762)は1日、30日を基準日に1株を2株に分割すると発表した。また、500株以上を保有する株主を対象に実施している株主優待について、基準は変更しない。
2020年9月末を基準日とする株主優待では500株以上、1000株未満の保有の場合は1500円相当の食品、1000株以上を保有する場合は4000円相当の食品を選ぶことができる。
ツカダ・グローバルホールディング― 13%安 上期無配転落や株主優待の改悪などで(更新日時:2020/06/01 10:03)
- 13%安
- 業績悪化で上期無配・期末未定に修正
- 株主優待制度も実質改悪へ
結婚式場運営のツカダ・グローバルホールディング(2418)が急落。上期無配・通期未定に変更したうえ、株主優待制度を改悪したことで失望売りが殺到したようだ。
ツカダ・グローバルHDは29日、新型コロナウィルス感染症拡大に伴う業績悪化で配当原資となる純損益が大幅な損失が見込まれるとして、上期配当を無配、期末配当を未定(従来予想は中間・期末ともに5円)にすると発表した。
また、株主優待に関しては、今年6月末から株主優待券の贈呈を一律2枚(現行は1枚)に増やす一方で、クオカードの贈呈を廃止することも決めた。