全米住宅建設業協会(NAHB)が8月17日発表した8月の住宅市場指数は78と、4カ月連続で上昇し、1998年12月に付けた過去最高に並んだ。
■戸建て建設の追い風
同指数は、住宅建設業者や販売業者などからなるNAHB会員を対象に業界の景況感を測るもので、50を超えると業者が新築一戸建て住宅販売市場の状況を「好調」とみていることを示す。
NAHBは「新築の一戸建て住宅に対する需要は引き続き堅調だ」と述べた。新型コロナウイルス感染拡大は「住宅業界は明らかに明るい材料となっている」と指摘。住宅ローン金利の低下も後押しし、「密集度の低い郊外、農村への住宅需要の顕著なシフトが、戸建て建設の追い風になっている」という。
■コスト上昇
一方、「住宅の『V字回復』で木材価格が大幅に上昇し、4月中旬から2倍以上になった。歴史的な低金利にもかかわらず、このようなコスト上昇は今秋の住宅市場の勢いを弱める可能性がある」と指摘した。

(QUICK Market Eyes 池谷信久)