21日の米国株式市場でデータ解析ソフトのスプランク(SPLK)が続伸した。日中取引の終値は前日比1.08%高の202.35ドルだった。米系証券がカバレッジを開始したことが、買い材料視された。
ループ・キャピタル・マーケッツは20日付リポートで、スプランクの投信判断を「買い(バイ)」で、目標株価を270ドルを付与した。同社のセキュリティーサービスはインターネット・クラウド環境のセキュリティー分野で次なる事実上の標準(デファクトスタンダード)になりつつあるとみている。実際に同証券の独自の調査によればアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)やマイクロソフト(MSFT)の「Azure(アジュール)」でのログ管理をする上で、スプランクが事実上の標準になっていることから、短期的には「2020年5~7月期のガイドラインを達成できる」と指摘。また、通期でも「少なくとも当社や市場予測である49%の年間経常収益(ARR)成長率を示すことができると考えている」との見解を示した。(QUICK Market Eyes 川口 究)