ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが運用する「netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」の純資産総額(残高)が6000億円を突破した。3日時点の残高は6071億円。今年7月半ばに残高5000億円を突破してから約1カ月半で1000億円を積み増し、国内公募の追加型株式投信(ETF除く)で5番目の大きさとなった。
為替ヘッジありの「Aコース」も、同日に残高2000億円を突破した(3日時点の残高は2019億円)。2本の合計残高は8000億円を超える。
同ファンドは設定から20年を超える長寿ファンドで、テクノロジーの発展により恩恵を受ける米国企業の株式に投資する。最新の月次レポート(7月31日時点)によると、情報技術セクターへの投資が約7割を占める。組み入れ銘柄数は38で、組み入れ1位はマイクロソフト(MSFT)、2位はグーグルの親会社アルファベット(GOOG)、3位はアップル(AAPL)だった。
3日時点の年初来リターン(分配金再投資ベース)は、「Bコース」がプラス34.9%、「Aコース」がプラス38.2%で、円高・米ドル安の為替影響を抑えた「Aコース」の運用成績が上回った。同日までの年初来資金流入額(推計値)は、「Bコース」が1169億円、「Aコース」が398億円で、年初から1500億円以上が「ネットウィン」2本に流入した。
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)